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MACS法を用いた肝芽細胞除去・再構成培養の概略図

     胎仔マウス肝臓を酵素処理により細胞分散することで、肝芽細胞と非実質細胞が含まれる【クルード画分】が得られる。

    続いて、この【クルード画分】を抗E-カドヘリン抗体が結合した抗体結合磁気ビーズと反応させる。E-カドヘリンを発現する肝芽細胞に結合するため、磁気細胞分離装置を用いて回収し、磁気ビーズ脱離処理を行うことで【肝芽細胞画分】を得ることができる。

    肝芽細胞が除去された細胞画分は【非実質細胞画分】として得ることができる。

    【肝芽細胞画分】と【非実質細胞画分】を再び混合したものを【再構成画分】とする。

    これらの細胞画分を細胞培養に移し、その動態を解析することにより、肝芽細胞とその他の非実質細胞との細胞間相互作用をin vitroで解析することができる。

 

*E-カドヘリン抗体の代わりに、血管内皮細胞のみで発現するPECAM1の抗体を用いることで、血管内皮細胞除去・再構成培養も行うこともできる。

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